ドバイの銀行口座預金相続手続き
1.ドバイの銀行預金相続手続き
近時、ドバイへの駐在中に死亡したり、ドバイの銀行口座に預金を残して死亡するケースが急増しています。
日本での銀行預金手続きだと、戸籍謄本や遺産分割協議書、印鑑証明書などを集めて、銀行に提出すればそれで引き出しが可能です。
しかし、ドバイの相続手続きの場合は、日本の場合の相続手続きと手続きが大きく異なります。
一般に、UAE国内でシャリア法に従った遺言書が存在しない場合、ドバイの銀行預金相続はドバイの裁判所を通じて行われます。
そして、ドバイの遺産相続裁判はシャリア法廷にて行われる複雑な作業になります。
2.ドバイの銀行預金相続手続きの流れ
シャリア法に従った遺言書が存在しない場合のドバイの銀行預金相続の流れは、一般に下記のようになります。
①シャリア法に則った委任状作成を含む各種申請書類作成、日本での書類の準備、公証手続き
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②法廷での裁判官との聴聞を経てシャリア法廷からSuccession Orderと呼ばれる相続確認命令書を取得
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③Distribution Ordersと呼ばれる遺産分配命令書を取得
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④遺産配分命令書を持ってドバイの銀行にある現金を日本の指定銀行に振り込む作業をさせる
3.ドバイの銀行預金相続手続きの注意点
ドバイの銀行預金の相続手続きについては、非常に大変な作業が必要で、長い時間がかかります。
当該手続きにおいては、事前に死亡証明書や委任状等、多数の公的な書類の日本における翻訳、公証、UAE大使館における書類認証、UAE外務省での認証、両文書のアラビア語への翻訳等が必要となります。
ですから、日本側での死亡証明書や委任状等の公的書類のの英訳、認証作業だけでも膨大な分量になります。
4.ドバイの銀行預金手続きの完了までの期間
上記のように、ドバイの銀行預金相続手続きは、ドバイのシャリア法に基づき行われますので、作業期間は日本での認証作業、翻訳作業、シャリア法廷、全ての作業がスムーズにいったとしても通常は最低でも3ヶ月を要します。
通常は、プロに依頼した場合でも、半年ぐらいが標準です。
また日本側での手続きに専門的な知識もかなり要求されますので、素人が自分で行うことはほぼ不可能ではないかと思われます。
5.当事務所のサービス
当事務所では、ドバイの相続手続きでお困りの方の為、ドバイ相続手続き代行サービスを行っております。優秀なドバイ弁護士とともに、ドバイの銀行預金等の相続財産が日本に送金されるまで、しっかりサポートいたします。
ドバイの銀行預金相続手続きでお困りの方は、決して簡単にあきらめず、まずはご相談ください。
(参考:標準費用)
ドバイ相続手続き代行サービス:40万円(税別)~
(※その他、ドバイの弁護士費用がかかります。業務報酬は上記費用より高くなる場合もあれば、安くなる場合もあります。詳細は個別にお見積もりいたしますので、まずはご相談下さい)
ドバイ相続手続きのご相談は・・・・
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